ミラーリングの心理を知ると、恋愛に活用するのが可能になります。聞いたことはあるけれど、深くは知らないという人もいるかもしれません。

今回はミラーリングとはどういうものなのか、そして恋愛への活用法についても詳しくお伝えしていきましょう。

 

ミラーリングとはどういうもの?

ミラーリングの心理は恋愛に活用できる!そのポイントは?ミラーリングについて知っておくと、恋愛だけではなくビジネスなどの面でも行動がしやすくなります。まずはこの内容から見ていきましょう。

 

ミラーリングについて

相手の視覚的、音声的な行動もしくはよく使う言葉のパターンを観察して、自分も合わせていくようにすることをミラーリングと呼びます。

相手のことをもっと深く知りたいけれど、異性とコミュニーケーションを取るのが苦手で親しくなりにくい…と悩む時も。このようなケースでは、よい関係性を築くためにも実際に行動をしていくとよいでしょう。

 

視覚的な行動とは

相手の身振りや仕草、そして表現や視線などに対して観察をして、自分もそれに合わせていくことをミラーリングと言います。

身振りや仕草については、何となく普段から相手が癖として行うようなものもありますよね。

これに対して自分も同じような行動をするようにしてみましょう。表現や視線についても、相手が習慣化しているものがあるかもしれません。もし気づいた時には、自分も少し意識をして近い行動をしてみるのが大切です。

 

音声的な行動とは

相手の声のトーンやリズム、そして話すスピードなどは人により違いがあるものです。まずは相手の声のトーンなどに注目してみましょう。

話すスピードも同じ速さになるように、自分なりに心がけてみるとよいですね。一緒に過ごすうちに、自然に似てくるケースもあります。

でも意識をすると、更に近くなれることが多いでしょう。このように考えると、意識して行動をするミラーリングと、無意識のミラーリングがあることが理解できるのです。

 

ミラーリングの心理の例について

ミラーリングの心理に対しては、何となく把握ができたけれど「例えばどのようにして行動するの?」と具体的に知りたい場合も。いくつかのパターンをお伝えしていきましょう。

 

口癖を同じようにする

例えば相手が「何となく私はこういうところがあるんです」と女性が話してきた時に「僕も何となくこういう面があるんですよね」と伝えると、女性としては仲間意識が持てるのです。

曖昧な表現だけではなく、例えば「トータルで見ると、こうだと思います」のように話す女性がいるとしたら少し他の会話をした後に、「トータルで見ると、確かにそうですよね」のように伝えるとよいでしょう。

ただ相手の口癖が多い場合に、全てに対して同じようにしてしまうと不快にさせてしまうこともあるので、適度に同じことを言うようにしたいですね。

 

相手が飲み物を飲んだ時

デートをしていて、話している時に相手が飲み物を飲む時がありますよね。この時に自分も落ち着いて飲み物を飲んでみましょう。

ここで焦ってしまうと不自然になるので、あくまでも自然な雰囲気で行動をするのが理想的です。

そうすると「今この空間で同じ時間を過ごしている」という感覚を相手が持つようになりやすいでしょう。

 

窓の外を相手が見たとしたら

デートで向かい合わせに座っている時に、相手が窓の外を見る場面がありますよね。この時に自分も同じように見てみましょう。

ここで少し会話が途切れたとしても、相手としては同調してくれているように感じるのです。同じ仕草や行動をすることにより、何となく気が合うように思えてくる場合もあるでしょう。

 

ゆっくり話している時にはこちらも同じように話す

相手がいつもよりゆっくり話していると感じた時には、こちらも同じようにペースを落としてみましょう。

そうすると落ち着いて話せると、思わせることができるのです。ゆっくり話しているのに、こちらが早く話してしまうと、萎縮させてしまうケースもあるでしょう。

でも「このままのスピードでいいんだ」と思えると、安心感を与えられるのです。このため相手の話すスピードなどについては、敏感でいるようにしましょう。

 

笑顔を見せてくれた時には笑顔で返す

話している時に相手が笑顔を見せてくれる時も。でも自分の話に夢中になり、こちらは真面目な顔で話していたとします。

そうすると「少し距離を感じる…」と思われてしまうかもしれません。もし話の途中でもこちらも笑顔を見せるようにすると、よい雰囲気になれる可能性があります。

「気が付けば二人でいると笑顔が多いように感じる」と思うと、また会いたい気持ちになるものですよね。

熱く語りたいと思う時もあるかもしれませんが、様子を見ながら話す柔軟性や慎重さも必要になるのです。

 

ミラーリングの心理に恋愛でなった時に気をつけること

ミラーリングの心理は恋愛に活用できる!そのポイントは?ミラーリングの心理になり、恋愛をしていく中で実践する時もあるでしょう。でもこの時に気をつけておきたい内容があるのです。これを把握したうえでやりとりをしていきたいですね。

 

過度にならないようにする

わざとらしい雰囲気になってしまうと、逆に距離が出来てしまうことがあります。恋愛をしていくうえでは、自然な雰囲気やさりげなさも大切でしょう。

でもミラーリングを意識しすぎてしまい、つい不自然な行動をしてしまうケースがあるかもしれません。

この時には少し行動を控えるようにして、普段のペースで接していくようにしましょう。

 

気付かれてしまった時には

「それはミラーリングですか?」のように言われてしまう場面があるかもしれません。例えば女性の中にも心理学などについて詳しい人は多いですよね。

こうなると相手の方が一枚上手というケースもあるでしょう。この時には「そうなんです。バレちゃいましたか…」のように伝えましょう。

でも悪気があってしたわけではなく、少しでも親しくなれるようにと思って行動をしていたと説明すると分かってくれる相手は多いはずです。

 

ネガティブアクションはミラーリングをしない

ネガティブなアクションについては、ミラーリングをしないようにしましょう。例えばため息をつく、話している時にスマホをよく見るなど。

このような仕草に対してミラーリングをすると、結果としては距離が出来てしまうのです。これに対しては例えば会話をしていて、相手が腕を組むというものがあります。

この場合はこちらに対して警戒をしていたり、話していても楽しくないという思いを持っていたりする可能性があるでしょう。

この仕草に対しては、違う対応をした方がよいと言えます。心を許すと人は腕を組むのをやめて、手の平を見せるようにして話すことがあるでしょう。

この時にはミラーリングをしてみるのもよいですね。お互いに心を許し合っているということを、相手としても知ることができるのです。

このアクションはネガティブなものかもしれないと思った時には、ミラーリングの心理が働いてもやめておいた方が賢明でしょう。

ため息をつくというのは、相手が辛い状態の可能性もあります。その時に同じようにため息をついてしまうと「デリカシーのない人…」と思われてしまうかもしれません。

 

ミラーリングの心理を恋愛で活用するには

ミラーリングの心理は、恋愛で自分と相手との距離を近づけるために活用できる場合が多いです。

でもこれに対して最初は様子を見て、少し取り入れるだけにしておきましょう。そのうえでタイミングが分かってくる場合もあるのです。

もしタイミングが分れば、間違うことなく行動ができるようになるでしょう。親しくなりたくてした行動が、逆効果になるのはできれば避けるようにしたいですね。

 

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